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2026.04.05

Advent

LiNN

CONNECT THE LiNN ver.2 / advent 対談(後編)



advent ​今井凱大 × LiNN 大橋聡太



後編は今回リリースのプロダクト編。兼ねてから要望していた advent から太さのあるトラウザーがついに完成。そこに彼が生んだ新作でありながら既に名作の “Safari half jacket” を合わせてご紹介。個人的にそれぞれ既に愛用してますが、着る楽しさを思い出させてくれる最高のプロダクトだと自信を持って推せます。自分で言うのもおこがましいですが、ぼくがこうなるのは珍しい。後編スタートです。



…..





advent × LiNN


“ Curve wide trousers “


Color / Purple , Khaki

Material / 100% Wool (Canonico)

Size / 1 , 3 , 5

Price / ¥74,800- intax


※ 上記は弊店で展開している既製品の詳細。番地オーダーは各情報がそれぞれ異なります。
サイズは1 ~5までオーダー可能。



↑付属の共生地ドローコードをしばって着用もおすすめ


SIZE1 ウエスト 81cm / 総丈 102cm / 股下 71cm / 裾幅 26.5cm
SIZE3 ウエスト 88cm / 総丈 106.5cm / 股下 77cm / 裾幅 27.5cm
SIZE5 ウエスト 97cm / 総丈 112cm / 股下 80cm / 裾幅 29cm



大橋(大) / ようやく本題へ。今回リリースする各プロダクトについて。先ずはずっと依頼していたadventの太いシルエットのトラウザー。LiNNのために作ってもらった新型です。個人的に既に愛用してますが、大満足。



今井(よ) / ありがとうございます。



大 / 先月末に今回用に製作してもらった既製品を納品してもらって、一部お客さんには見せたけど。既に半分売れちゃう大好評。こちらはイベント中に一般販売開始します。このトラウザーについて、よっぴーから商品説明してもらえるかい。







よ / ウチはですね、こういうカジュアルなトラウザーでも内側の作りが非常に高精度でして。細部の手作業にかなり力を入れていて、高級仕様とでも言いましょうか。高級というか自分が求める理想をやってるんですけど、トラウザーズ屋さんや専業さんにも負けないレベルのものを目指している感じですね。
なので、意外とこのようなカジュアルなトラウザーでも既製品にはない仕様になっているものを目指している。ですが、ウチのトラウザーはお客さん全員に履いてもらうようなカタチではない。サイズ規制もありますし、合う人合わない人が出やすい。今回のこれは裾箇所にカーブを入れて、ちょうどワンクッション乗るようなデザインの着地。ワイドパンツって今まで作ってきたことがないんですが、これは太いようで太さが誇張されていないというか。





↑ “裾” がポイント。言葉ではない、まさに着用してもらってこそ感動するシルエットかも



↑176cm 60kgのぼくでサイズ3を着用。ベルトでジャストウェストで履くのが正解



大 / 履くと、この裾の湾曲感にいい意味で違和感がある。確かに不思議なワイド感よな。見る角度を変えるとちょっとフレアに広がったようにも見える。でもクラシック感も備えた、他にはないモードなプロダクト。



↑ 今年のカプリはタックインな気分。新柄は7月にリリースします。



↑ nonnotteのシャツと。adventはモードでも、トラッドなものでも相性いいですよ



↑裾の重みを活かして、トップスをコンパクトに。今気分なバランス感



よ / 身体に装わせないトラウザーを既製品としたらウチのは腰骨に引っかかるんですけど、お尻とへそに重点がある作り。なのでチャラい履き方ができない。だから今の若い子は好きじゃないと思う。クラシックなものに触れたことない子とか、そういうものが堅苦しいと思う子は苦手かもですね。だから30代40代の方の方が分かってもらえるかも。



大 / 個人的に平面パターンのものが苦手というか、面白みを感じなくて。もうね。



よ / いやわかります。ぼくもね平面がすっごく苦手なので、やっぱりこうなっちゃいますね。





↑ このカノニコウール好評で正解でしたね。裏生地の赤がうっすら透けた陰影がたまらん



↑ カーキはブラウンの裏生地。ミリタリーなヘリンボーンを上品に



大 / やっぱそうよな笑。 今回の既製品はカノニコウールを2色選んだけど、この柔らかい生地にハマるよな。



よ / はい。相性いいですね。ただイタリア生地もいいんですが、今うちで追いかけているのがシャリッとしたイギリスっぽいもの。それをイタリア感のあるハンド感で凝ったようなマシンメイドで作ると面白いんじゃないかなと。



大/ なるほど。いいね。



↑ DORMEUIL(ドーメル)のAMADEUSシリーズはベタにいい





よ / 所謂ビスポークのトラウザー屋さんでは中々出せない味わいが生まれるんじゃないかと。そんな感じで推しのDORMEUILのアマデウスシリーズ。トロピカルウール系の通年使える王道素材です。ゼニアとか好きな方はいいんじゃないかな。ギラつきがなく、落ち着きます。あとはエントリーには程遠いんですが、FOXのコットンチノ。



大 / 色がええな。個人的にこれ好きな番地やわ。





よ / いいですよね。明るい色とか真っ白で作ってもすごく素敵かなみたいな。僕だったら黄色とかいきたいですね。



↑これよかったな。この水色でぼくはトラウザー作ります



大 / いいね。これがよっぴーの言うイギリス素材やけどイタリアらしい色というか。ぼくはこのスカイブルーで作ろうかな。



よ / 柔らかくて印象も軽くておすすめですよ。このトラウザーには絶対合う。



大 / よっぴーの勧めで、前回のカーゴデザインでW.Billのチノ素材を選んだけどよかった。子供が生まれてより体感した、洗えてガシガシ使えるっていう意味でもすごくオケーションに合ってる。



よ / 夏の定番みたいなね雰囲気もあっていいですよね。






advent × LiNN



Safari half jacket


Color / Pink check (DORMEUIL) , Khaki (HARRISONS)

Material / 100% Wool (DOUMEL) , 55% Terylene 45% Linen (HARRISONS )

Size / 2 , 4

Price / ask


※ 上記は弊店で展開している既製品の詳細。番地オーダーは各情報がそれぞれ異なります。
サイズは1 ~5までオーダー可能。





↑ DORMEUIL FOREVER GREENは推し番地。色も柄も美しく、生地の肉感もちょうど良い



大 / 確かにこれはすごい目の色も綺麗だからいいかもね。ではジャケットについても。これはよっぴーが展示会で提案してくれた型の素材載せ替えやけど。DORMEUILやね。これね、超いいよ。



よ / 大変好評でしたね。



大 / 展示会時の記憶でもう少し厚手なイメージやったけど、納品されて作りの軽さにびっくりした。





よ / DORMEUIL FOREVER GREEN っていうシリーズです。これは通年対応の生地ですね。ナチュラルなバンブー(竹)の繊維をスラブ織りで仕上げた生地でエコロジー素材。やっぱバンブーいいですよ。今回は夏にも対応できるNATURALSシリーズを新しく仕入れました。これおすすめです。



大 / いいね。このジャケットのデザインについても触れてみようか。





よ / ウチでいうと堅苦しいものが多く見られがちなんですよ。前提として僕はカジュアルなものでも、芯の入ったものでも着ていく場所を想像できる服を作りたい。今年の夏はビーチとかでダラダラしたいと思ったんですよ。これを着て、ショーツ履いてボケーっとビールでも飲みたいなみたいな。っていうのを想像した際に、ぐしゃっとカバンに入れて旅行に持ち込んでもサマになるものがいいなと。そういうとこから生まれているもので。



大 / 個人的には街着こそそういうリゾート感が現代は必要やと思ってる。なにせ、暑すぎるから。部類としたらこれはサファリジャケットになるかな?



↑腰位置に入るドローコードがポイント。モッズコートの絞りが着想源



よ / そうですね。今まで作ってるサファリデザインから一新したかったっていうのもあって。従来のサファリよりサイズを結構大きめに作ったので、ドローコードを中に入れてシルエットの変化を楽しんでもらうえるようにしました。



大 / この後ろのギャザーを寄せる感じがすごい好き。



↑サイズ2着用。ぼくなら本来はこれかな?



よ / サイズ 1でも胸囲が120ぐらいある人でも全然入るんですよ。おすすめはワンサイズアップでの着用ですかね。





↑ でもやっぱり大きめの4で着てます。とはいえ程よいゆとりでヤンチャさのないサイズ感



大 / ぼくはわざとサイズ4で着用してる。本来は2ぐらいがいいんやろな。adventはなぜか大きく着がち。



よ / 日本人にあるあるの薄い体型ってあるじゃないですか。本来はこういうのが似合わないんですよ。でもこれは先程のギャザー寄せでのシルエットの変化も楽しめたり、ウチは袖の作りが太いのでそこが少し強調されたり。別で作ってるシャツジャケット然り、今追いかけている裏地がない軽い作りでも割としっかり見えるデザインなんですよ。



大 / そうやな。ぶっちゃけ生地の肉感的にもっとペラくなっちゃうのかなって思うけどちゃんとハリがあってしっかりしてる。



よ / そうですね。そこはずっと追いかけてます。芯材がないので、誤魔化しが効かない。そういったものを敢えて取り組んでいるといった感じですかね。



大 / まさに騙せないものよね。確かにそれはadventの凄みで、いつも感動するポイントかも。柔らかいのにしっかりしてる。



よ / 自分の中でも毎年更新していっている感じです。



大 / このジャケットに関しては見たことないと思うし、着るといい意味でやられたって思う人結構いると思う。ぼくもテンション上がったし。



よ / テンションあがるって大事ですよね。



大 / これは冬素材でもええやろな。なんか推しある?





よ / コーデュロイとか?次のシーズンに新しく作ったパンツにも一応繋がってくる。これだとセットアップになりますね。



大 / 今回もFOXの厚手のものとか、カシミアでなんかあるって言うてなかった?



よ / DORMEUILのカシマニアを持ち込みます。受注会を楽しみにしていてください。冬リネンもいいですよ。





↑ こちらも今回即売品のHARRISONSを使用したもの。色・素材で全く違うもの見えしますね





大 / HARRISONSね。これずっと推してるな。シワにならないんやっけ?



よ /  シワになりにくい天然由来の特殊繊維が入っていて。この辺はエントリーですごいいいかも。




大 / これは既製品で今回オーダー済みなのですぐ買っていただけます。確かにおすすめやわ。



よ / それも含めていいんじゃないかな。コーデも組みやすいはずです。



大 / 改めて、よっぴーの作るものってカメレオン的存在なんよ。どんなブランドでも、そこのみでコーデを組むとある程度纏まる。弊店で言うと例えばMAATEEやNICENESSはワンブランドコーデが素直にハマる。これらを混ぜるとあまりしっくりこないんですよ、お互いがいい意味で強すぎて。まあまあセンスもいるしなんやろ、ウソっぽくなるというか。これはドリスやPRADAといったメゾンだってそうやし、既存の大抵のブランドに言えること。でもぼくはその組み方に面白みを感じない訳で。ゆえに個性を出したい人は、所謂レギュラー古着と言われるジャンルを混ぜるんでしょう。スタイリングにリアリティを求めて。



2000年代初頭にマルジェラ本人が作ったメンズラインを彼はワードローブと総称した。あのブランドタグを外すとどこのものか分からないアノニマスなものになる。今見てもいい意味で普通服というか。adventのプロダクトはここに通ずる。モードなデザインが入るものとして現代ではホンマ貴重な存在。やっぱぼくはそういったものが好きやし、目指すべき提案はここなんよな。



よ / ありがとうございます。僕からも質問でお店としての今後というか。例えば僕がやりたいショップの形式は伝えた通りですが、それってどう捉えられてますか?



大 / LiNNでセレクトしているブランドさんって基本オンリーショップがある。と言うか最早それが当たり前というか仕方がない。卸先だけの話ではなく、日本国内だけのお客さんではビジネスとして成り立たなくなってると思う。だから卸ではなく、東京という土台のある場所で世界にプロモーションをしっかりかけて卸先にも良いハレーションが起こることを狙って展開しているはず。ただブランドさんによってはそれが卸先に対して逆にダメージになる可能性もある。これは取り組み方や規模感の相性やと思う。卸の量感とかね。コレクションブランドで実店舗を持っているとこって、最終展示会のオーダー内容をベースに自分たちのお店の方向性を決められる。人気品番やその逆を推すこともできる。そこは各々が売り込むお客さんがいれば問題ないと思うんやけど、そうじゃないとこも存在する。それだけ卸がしんどくなってるんよ、多分。



これまでの仕入れて売るだけのセレクトショップの在り方は、変わっていくタイミングにきている。ある意味死語みたいな感じかも。他の名称が思いつかんけど、今までのカタチでは近未来厳しくなるんやろなってほんまに思う。LiNNとしても別の形を模索中やね。よっぴーの場合、お店があった方が絶対いいと思う。だって、提案する素材やサイズ感で違うものに見えるんだから。



よ / 毎回10品番のみの展示会展開にしているので、泣く泣く今シーズンやりたかったけどドロップみたいなものが結構あって。
そういうのをお店のオリジナルとしてやりたい。そこからやっぱり卸先に導線を持ちたいですね。独自路線にいくっていうか。各取引先さんとその景色に辿り着きたいですね。



大 / 最近 adventも含め、改めて着る楽しさを思い出したなと。一時、自分もそうなってたなと思うんやけど、今の世の中って着ることの楽しさより所有欲を満たすことの方が先行しちゃってると思う。



よ / あーそうっすね。




大 / これって ”ファッション “ じゃないねんな。投資みたいなもんに近づいてしまってる。



よ / ほんとわかるな。それ。



大 / それって俺がやりたかったことやったっけ?ってこの半年、1年ぐらい考えることがすごいあって。俺って何がしたかったんやろうって。改めて自分ができる “ 買う・着る・共有 “ この楽しさの循環っていうのを提案したい。これって年齢関係ないと思うし、年齢とともに楽しみ方が変わる。
けど着飾ることがちょっとダサいみたいな風潮が今ってあるやん。だから人と同じものを着てる方が心地よいみたいな。でもぼくは逆で、そっちの方が悪目立ちしてるように見える。だからこそ今回の既製品オーダーは絶対被らなそうなものを形にしてみた。考える楽しさや、自分らしさを取り戻してほしい。ファッションの醍醐味というか。LiNNでオーダー会をやる理由って、ラクしたい訳ではなくて人の個性を上げることやと思ってる。



よ / 僕もそうだな。ブランドが番地的なやり方を始めるとオーダーの方がお客さんがよりお店の良さを理解できるきっかけになると思ってて。やっぱそういうの大事だなみたいな。





大 / 前編で話したお客さんがイベントごとに成長してるってまさにそういうこと。多分その人たちは自分というものを理解してきた。欲求が満たされるっていうか。
入りは当然所有欲やと思う。若い頃なんて特にね。でもこれ買ったはいいけどコーデ組めないって経験ない?お金がなくてさ。年齢とともに金銭的に余裕が出たけど、その頃には着飾るっていうことがなぜか恥ずかしくなってる。逆にそっちを突き詰めようっていうところに持っていける世の中にできるか。それぞれのお店が役割をこなせるとすごい意味があるものになるんじゃないかなって思う。



今回のイベントに関しては、” 自分らしいadvent “ を探してほしいなと思ってます。



11日、12日でよっぴーは会期中は店頭立ちしてもらえるということで。紹介したトラウザー、サファリ、あとシャツジャケットも用意してもらってのオーダーができます。会期の詳細は下記ご確認ください。ゆっくり検討いただきたいので一応アポ制です。それでは当日よろしくお願いいたします。



よ / はい。ありがとうございました。みなさんよろしくお願いします!



…..





Advent
トランクショー



📍153-0061東京都目黒区中目黒3-22-11

📅 2026.4/11(sat) , 4/12(sun) 12:00-19:00

☆両日デザイナー 今井氏 在廊


予約優先
 
※所要時間 90分 (12:00- , 13:30- , 15:00- , 16:30- , 18:00- / 5枠各回2組ずつの入店)
※空きがある場合はフリーのお客様も大歓迎いたします。
※店舗面積に限りがある為、当日のフリー入店はお待ち頂く可能性もございます。予めご了承願います。


👔 Advent / 3型のデザインをベースに、生地とサイズをお選びいただけます。



【オーダー価格の目安】
◯サファリジャケット約18万円台〜
◯シャツジャケット約12万円台〜
◯トラウザー約6万円台後半〜


※選ぶ生地によって変動いたします。


【納期】

約3ヶ月。

☆オーダーの際は、全額 or 半金を内金として頂戴しております。

【ご予約・イベントのお問い合わせ】



info.linn.00@gmail.com もしくは Instagram DMにてお願いいたします。



…..



文章では伝わらない部分も多いので、ぜひ店頭で体感してもらえたら嬉しいです!



LiNN 大橋

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LiNN




🕛 Open hours


Thu , Fri / 13:00-19:00 

Sat , Sun / 12:00-19:00




📍 153-0061 東京都目黒区中目黒3-22-11

(最寄り駅:  中目黒徒歩10分)




📩 Contact : info.linn.00@gmail.com



※開業日について

弊店は,中目黒と祐天寺の間

(駒沢通り添い)に辺る

ギャラリースペース S.AHN (サン)にて

各月14日間不定期に運営いたします

各月開業日は当サイトblogページまたはinstagramにてご参照ください


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