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2026.04.30

NOUSAN

LiNN

CONNECT THE LiNN ver.2 / NOUSAN 対談

↑ 貫禄しかない後ろ姿。2年前に初めてお会いした時まさか30代とは。。。



LiNN 大橋(以下 大) / 昨日は何時まで飲んでたんですか ?



NOUSAN 江守さん (以下 江) / 昨日はそんなに深くなく。早め解散の0時ぐらいですかね。



LiNN 佐藤 (以下 佐) /  浅草でね。もんじゃ食べました。



大 / わざわざ浅草。そんなお疲れのところありがとうございます。



江 / 全然疲れてないですよ。
死ぬほど寝たので。久しぶりに熟睡。



↑ 黒が似合う大男。この出立ちでとても優しさのある日常着を作られるギャップ



大 / NOUSANのイベントはかれこれ4回目。前回もそうですが、このイベントの前日まで製作をされているのでいつも寝不足で臨まれてるのでね…。身体が心配なところですが、今回ももちろん?これはLiNNの時だけなんですか?



江 / LiNN以外でも同じですね。




大 / この後お話を聞いていく流れでも触れるであろうご自身で縫って製作する強み。逆に捉えるとある意味弱点でもあるのかもしれませんね。



江 / そうですね。
結局体力勝負なんですよね。



↑ 縫製、染色、加工。全ての工程をおひとりで取り組む離れ技がNOUSANの特徴



大 / なるほど。そんなこんなで初インタビュー。この形式でBlogをあげだしてから結構お客さんの反響がありまして。きっと江守さんのパーソナルな側面やどのようにものが生まれてるか聞きたい方が多いと思いますので。



江 / なんだか恥ずかしいな。他のブランドさんもやってるんですか?



大 / はい。これで確か4,5回目?ぐらい。



佐 / 江守さんの場合、情報が無さすぎるので笑





NOUSAN


priest
Band collar leather jacket


Color / Dark brown

Material / Sheep leather suede with goat

Size / Order

Price / ¥385,000- intax


※ サイズ, 素材 , 仕様をお好みな形で受注いただけます
※ 価格はレザー素材を使用した場合の一例です。素材によって、価格は変動します。



↑革の種類も豊富です。グレーの霜降りレザーが気になる



大 / 発信せずとも来てもらえるのが一番いいんですけど、やっぱり情報が大事な時代でもあるので。自分たちが取り組んでいるブランドさんはモノはもちろん、文面などデザイナーの声が反映したものは残すべき存在だと思うんで。これがきっかけで、いいハレーションが起これば嬉しいなと思ってますから。



江 / 恐らく本邦初公開ですね。



佐 / あまりこういう形はやったことないですか?



江 / ないし、誰も聞いてこないんで。。。笑



大 / 笑。きっかけがなかっただけですよ。そんなこんなで本題にいきましょう。デザイナーになった経緯や、ブランド始めたきっかけを教えてください。



江 / 高校卒業後に、洋服の専門学校に行きました。最初は漠然とデザイナーになりたいなとか思ってたんですけど、パターンを学ぶとめちゃくちゃ面白かったんですよね。自分で言うのもなんですが異常に上手くできたんですよ。



大 / 昔から ”作る” という行為が好きだったんですね。







江 / そうそう。なのでというのも変ですが、デザインの方が結構苦痛で。学生の頃にできるデザインって全然楽しくないし、何を作ったらいいのかよくわからなかった。だけど、パターンだけはスイスイできてね。



大 / 僕もそういう学校に行ってましたが、逆にパターンの授業は大嫌いでした。。。



江 / あー。ありますよね。
なんかね、自分の頭に描いたものを形にできる喜びを多分そこで知ったんだと思うんですよね。頭の中でモヤモヤとしたかっこよさではなくて、自分が美しいと思える線を引いたら、そのままトワールへ形が出る快感を感じて。そこからパタンナーっていいな、テーラーもいいかもと。その流れで仕立てを勉強しようと思って、大阪のスーツ工場に就職しました。そこで仕立ての勉強をしていましたが、リーマンショックで潰れてしまい。。。当時日本で3本の指に入るぐらい、いい仕立て工場だったんですが。そこで自分の目は肥えていったんじゃないですかね。潰れたというか、買収されての廃業か。手のいい職人さんも切られちゃうし、なんかすっげー安っぽいもの始めたりとかでもういいやと思ってやめました。縁がなかったのかな、服にと思いまして。そっからフラフラして、フリーターやったり、東京に戻っていろんな芸術関係の人のアシスタントしたりとか。




佐 / 洋服から離れている期間があったんですね。



江 / まじで離れてました。5年ぐらいかな?



大 / その後に洋服業界に戻るきっかけがあったんですか?



江 / フラフラしている最中に母親が亡くなって。親ってずっといるようなものだと思っていたけど、こんな不意にいなくなっちゃうんだなと。病気で亡くなったのもあって、色々と後悔してたことがあって。俺自身もやってみたいことをちゃんとやらないとなと思いまして。幼少期から漠然とイギリスに住みたいと思っていたので、お金を貯めて半年間留学したんですよ。休みの日にロンドンのサヴィルロウに向かって、やっぱり仕立てを勉強したいなと思いながらほっつき歩いてたら、明後日からロンドンコレクションのショーあるからモデルやってくれってスカウトされて。それがなんとサヴィルロウ出身のオズワルド ボーテング(OZWALD BOATENG) 。大阪のスーツ工場時代も少し取引があったっぽいブランドだったし、気になってたところだったのですごい偶然ですよね。学校をサボって行ったんですが、その時のショーが本当に心に残っている。もうきらびやかな世界だし。ショーを組み立てるスタイリストたちもすげえかっこよくて。やっぱファッションっていいなって思って。そこからもう 1回勉強し直そうと思い、とりあえず地元に帰ったんです。だけど一回ドロップアウトしたらなかなか戻るのって難しいじゃないですか。



大 / そうですね。20代後半くらいですかね?



江 / そうそう。専門職は特にね。だから全然ダメで。不貞腐れて、バックパッカーをやって。。。



大 / 笑。また外れるんですね。



江 / そうそうインドとか行ったりして。その後、地元富山に帰ってきて普通に家具屋とかで働いてましたが、どうしてもロンドンでの感動が忘れられなくて夜な夜な自己流パターンを引きまくってました。
仕事終わりにね。地元は産地ということもあり、ニットの縫製工場があったのでそこに入ってパタンナーとして一応ちょっとやってたんですけどそこもうまくいかなくって。いやもう日本ダメだなと思って。全てをやめて最後のチャンスで、イギリスのワーホリのビザに応募して抽選で当たったんですよ。



佐 / ビザ30歳まですもんね。



江 / そう。
すげー倍率高いんですけど、なんかいける気がして。そこから向こうでパタンナーや縫製の結構無者修行というか、点々と掛け持ちした後にリコローブ(RICORRROBE)へ入社しました。



大 / すごい行動力。思い切って辞めてからの抽選という運に託すあたりもそうですし、行ったからといって何の保証があるわけでもないですよね?




江 / 最初ホームレスしてましたからね。現地で3週間ぐらい家がなくて。スーツケース引きながら安宿を転々として。最初 1ヶ月間はジャパニーズレストランで働いてました。でも志低いやつばっかりだから、もうほんと嫌で 。



大 / 行った意味が無くなっちゃいますもんね。





NOUSAN


mac
Raglan sleeve coat


Color / Grey

Material / Herring bone wool

Size / Order

Price / ¥206,800- intax


※ サイズ, 素材 , 仕様をお好みな形で受注いただけます
※ 価格はウール素材を使用した場合の一例です。素材によって、価格は変動します。



江 / そう。もう一生懸命求人を探して、応募して。そのブランドで最初はパターンナーとしてやれて、だんだんトコレクションにも関わるようになっていきましたね。



大 / 日頃からパターンを引いていた成果がここで出たわけですね。



↑ サイズXL着用。前回も人気の高かったMacコート。



江 / イギリスとかのいいところは実力主義なんで。経歴はもちろんあれば強いけど、できればまあいいやみたいな。その積み重ねがあったから、すっと入れたっていうのはありますね。



大 / なるほどね。そこまで深く経歴を伺ったことがなかったから意外でした。



江 / ガッツリファッション畑じゃなかったんですよ。でも情熱だけは持ってたんで。



大 / やっぱり熱量が無くなっちゃうと何事も続けたり、向き合うこともできないから。江守さんからは、今尚それを感じます。
熱さみたいなところ。毎回の経験を重ねて、次の目標ができていくみたいな。歴史のあるブランドさんやデザイナーさんとは少し違うというか。ある意味ではそれが強みなのかなと。



江 / まあ、ちょっとコンプレックスはありますよ。
ずっとブランドやってる人とか、やっぱその筋何年みたいな人とかね。その中で自分にしかできないことはあるので。



大 / 自身の強みを理解していることはすごいことだと思いますよ。ロンドンは何年ぐらいいたんですか?



江 / ちゃんとビザ取って住んでたのは2年間で、その後は…。ここは切って欲しいんですけど。かれこれ 3年半ぐらいいましたかね。
その後に世界コロナがになっちゃったん帰国したんですが、1回戻ったらもう入れないぐらいの状況になっちゃったんで。



大 / そこからブランドを始めた感じですかね。正直コロナが無かったら、NOUSANの構想がなかった説あります?



江 / 全然ない。



大 , 佐 / 笑



江 / ずっとリコローブでメンズデザイナーすると思ってました。NOUSANを初めたきっかけは、まさにどうやって生きていこう?から始まっています。自分でやるしかねえなと。本当にいつの間にかって感じっすよ。だからね、そんなかっこいいこと言えないですね。




大 / いやいや、逆にリアルです。そんな感じでこの内容が出来上がっているのはすごいことですよ。



江 / 日本でどうやって生地を探そうとか、経営なんかしたことなんかないし。リコローブ作ってましたといっても、日本でほとんど知られてないし。





大 / 江守さんってパタンナーというより、縫製師だと思ってたので。ぼくが前職で仕入れていたリチャードのPropositionとか。



江 / それもやってますね。パターンと縫製を向こうでは半々で取り組んでいました。多少の縫いは元々できましたけど、ちゃんと製品にして形にしたのはあっちで手探りの独学ですね。



大 / やっぱり手探り。すごいな。NOUSANの取り組み方は、工場に出して作るわけではなく手作りですよね?



江 / そうですね。というのも工場に頼んだ経験がないので。これまた必然的に自分でやるしかないと。その方が早いし、自分のクオリティに自信があったので。



大 / 基本その自信から行動してますね。



江 / 根拠のない自信ですけどね。なんか、できるかなって。





大 / なるほどね。NOUSANについてですが、ブランド名やコンセプトはどのように決めたんですか?



江 / コンセプトね。。。ブランド名の由来か。。。これ、ちょっとヘンテコな理由なんですけどいいですか。



大 / ヘンテコ?全然いいですよ。



江 / NOUSANって、本来はノウサンと読むじゃないですか。僕が幼少期、うちは農家だったんですけど。母親以外の家族全員がじいちゃんもばあちゃんも代々農家。うちのじいちゃんが立ち上げた営農組合みたいなのもあって、その会社のことを”農産”って呼んでたんですよ。理由はよくわかんないですけど。



佐 / その呼び名が浸透しちゃってたんですね。



江 / そう。今日はノウサンの日みたいな?
ことをよく幼少期話してた。多分、農業にさんづけした名称なのかな?育った環境は周りに畑しかない。植物を育てるっていうか、農作物を育てるっていうものを日頃からずっと感じているわけです。土を耕し、芽が出て、育てて口に入れる。これは最高のモノ作りだったんじゃないか?と思いまして。ゼロから形になるまでの慈しみってあるじゃないですか。幼少期に経験したそれが身体に染み付いてますね。今自分で物を作る時も同じ。構想練ってペラ1のパターンから線引いて生地切って立体に縫って人に届ける。これって俺同じことをやってるんじゃないかって?そんな俺の元にある根源を名前(NOUSAN)にしてみようかなと。



大 / 初めて聞いたけどめちゃくちゃいい由来じゃないですか。



佐 / それがある意味コンセプトみたいなものですね。



江 / そうか、そうですね。自分で話してて思いました。



佐 / すごくストーリーがあるので良いですね。



江 / 読み方を”ノウザン”にした理由は北陸(富山)なので。もう一つの裏テーマというか、兄がいたんですがガンで亡くなっちゃったんですよ。ちょうどイギリスに飛び立つ前に。兄が農産を継いでたんですけど、死んじゃったから継げなくなると。でも俺は服やりたいし継げないから、名前だけでも引き継ごうかなと思ってNOUSANにしたのもあります。



大 / 感動。めちゃくちゃ良い話。お兄さん含め、ご家族はきっと喜ばれてますよ。




江 / だから服(生地)に現れる植物っぽい空気感もそういうところからきてますかね。あまりにもトレンディーにしすぎない空気というか。自分の田舎臭い素朴な部分を残したいなっていうのがあるかも。



大 / 今のお話を聞いて、江守さんが頑なにアルチザンというジャンルにカテゴリーして欲しくない理由がはっきりしました。確かに根本が違う。モノ作りはデザインから始められるんですか?





江 / いや、まず素材からですね。素材を見た瞬間にこれはこの形で作ったらいいシルエット出るなとか、いい風合い出るぞと。
この素材でこのアイテムって世の中にあまりないんじゃないかとか。



大 / 畑で言うと、種から始まるっていうことですね。



江 / ほんとそんな感じですね。あと自分って顧客さんと近いじゃないですか。それぞれのライフスタイルを想像して、こういうのを提案したら喜ぶんじゃないかとか。やっぱり服は人が着てもらってなんぼのもの。なので、あまり自我がないんですよ。
強いていうなら、自分が好きな空気感とかエッセンスが少し入るだけなんで。



大 / 確かに。ぼくたちのラインナップもベースは江守さんがデザインしたプロダクトですが、LiNNらしさを加えてもらってる。必ず。会を重ねるごとに僕らを理解して作ってもらえてる実感がありますね。





江 / それのデメリットで言えばNOUSANってどんなブランドなの?っていうのが、掴みどころのない存在でもある。キャラクター性が薄いというか。NOUSANといえばこれ。が、取引先の各店舗に散らばっている。



大 / それがNOUSANの顔なんだと思いますよ。取引先それぞれに表情がある。コレクションブランドの在り方って、大抵お店よりブランドの方が勝ってしまう。それが当たり前の姿なのかもしれませんが、同調するためにはNOUSANのような形式をどんどん採用すべきだと思います。僕らが別注をする理由ってただ特別だからではなく、自分たちのお客さん各々のパーソナルな部分や個性を引き上げるために各ブランドと共作できたら良いなと思っているので。縫うこともご自身で続けたいのですか?



江 / 縫いたい。パターンも含めて、ここは変わらない姿勢ですかね。



大 / 今後も委ねないんですか?



江 / 委ねません。



大 / 笑。ゆえに生産枚数に限りは出ますが、そこにまた価値がありますね。今回の展示のテーマはありますか?



江 / カラーは統一しようかなっていうぐらいですかね、茶系。先ほども話した、最初にこの生地いいなって思ったものから派生していったって感じですね。





↑個人的にオーダー予定の推し生地は秘蔵BOXにたんまり。この辺りは店頭でご覧ください



大 / なるほど。今回の推し生地はありますか?





江 / 推し生地は軽いヘリボーンかシープレザー。ベースはこのヘリンボーンの茶系から始まってる感じですね。水通しの洗いをかけてカタチにしています。




↑愛用している透けジャガード生地のバンドカラーシャツ。これが涼しいのなんの



大 / 特徴として、基本洗いはかけてるんですよね。あとはぼくが今日着てるシャツもそうですが染色。こちらも江守さん自身でやられていると。



江 / はい、そうですね。やっぱり色合いって人に伝えづらいじゃないですか。人それぞれ感覚が違うし。だからそこらへんの人に頼むより結局自分でやった方が早いというか。



大 / ここまでの話や経歴からも理由としてはわかるというか。



江 / 1枚しか頼まれないものもあるんで。そんなものが人や工場に出せるわけもなく、そこに価格を乗せるのもちょっと違うかなって。



大 / 展示会は年2回動いてるじゃないですか。サンプル制作はどれぐらいのサイクルで動かれてるのですか?



江 / これ言っていいのかな?2週間です。



大, 佐 / 2週間笑 。理由としては生地が上がるまでに時間がかかるからですか?



江 / 自分ってほんとね、後回し癖がすごくて。切羽詰まってケツを叩かれないとダッシュできないんですよ。



大 / その期間でこのクオリティで作り上げるのはある意味異常ですね。



江 / だから毎回ヘロヘロになってやってくるんですよ。




大 / 経歴の面も含めて、追い込まれてから強くなるタイプなんでしょうね。



江 / そうそう。あとね、変に時間あると駄作ばっかり作っちゃうんですよ。引き算がうまくできないとなるんですよ。
短い時間でガーって考えて、この組み合わせパーってやって、このディテールがいるいらないを決断するみたいな。その瞬間、感覚が研ぎ澄まされて洗練されていく。だからすごい集中力でそうですよ。もうその時は親が死んでも多分服を作ると思います。



大 / それぐらい研ぎ澄まされてるということですね。



江 / だからまあ短期間で集中して取り組むと書いといていてください。2週間とかいうと、手を抜いてるようなので。。。 ※リアルなのでそのまま使わせてもらいました。あとは、納品と発表がほぼ重なってるじゃないですか。だからその時ほどのカオスったらないんですよ。



大 / 何もかもがご自身でやられているが故ですね。今回制作された洋服の中で、推しはありますか?



↑ 衝撃の柔らかさです。ぜひ店頭で体感ください



江 / やっぱねシープスキンのジャケットですよ。
レザーって強いなっていうイメージがあったけど、あれだけ自分の柔らかい世界観で表現できたことは自分にとって良かったです。今まで生地でしか表現ができないと思っていた柔らかさを形でも出せた。



大 / 革の取り都合上サイズが大きくなるとハギが増える。これもまた難しいチャレンジですね。



江 / その出来上がりを考えるのもまた楽しさの一つでもありますね。



↑ 身頃シープ , 切替ゴート。サイズL着用 / 柔らかく、軽い着心地です。



大 / 前回の弊店のお客さんがオーダーしていただいたパッチワークコートと一緒ですね。



江 / そうそうそう。それも一つ一つが全部自分の経験値に蓄積されていくので。NOUSANの面白さは一つとして絶対同じものがない。お客さんのサイズ感とか、このデザインにこの生地当てるみたいな意外性とか。オーダーをいただくことで新しいコレクションが自分に増えていくみたいな。



大 / 展示会と共に江守さんも成長しているんですね。



江 / そうですね。あの時にあの人がやってたものがかっこよかったから要素を取り入れてみようかなとか。お客さんに職人は育てられるって昔から言われますが、まさにその通りだったんですよね。



大 / 今回はレザープロダクトが増えたこともまた奥行きが出ましたね。



佐 / あとはカバンだよね。





NOUSAN


Flaped business tote”


Color / Black

Material / Leather suede

Size / Order

Price / ¥176,000- intax


※ サイズ, 素材 , 仕様をお好みな形で受注いただけます
※ 素材によって、価格は変動します。





大 / カバンが1点から受注できるなんて、物理的に中々ありえないこと。何なら特注で。それでいて昨今の物価高を考えると、価格にも心地よさを感じる。



江 / 頑張ってるって感じですね。



大 / あとは僕らが依頼した。それこそ徹夜で作ってもらったブルゾンですね。
サンプルとは思えないすごいクオリティで仕上がっていますが。



江 / 制作時間は6時間です笑



大 / 笑。既にいくつかオーダーいただいていますが、このびっくりする軽さのウールはもちろん。素材を革に置き換えるのもありですね。LiNNらしいサイズボリュームとブルゾンとしては丈の長さが絶妙なカタチをしています。



江 / これはLiNNじゃないと出なかった引き出しですね。サイズ感も、ワークっぽい形を他の店であんまり受けないので。



大 / もう少しトラッドなオーダーが多いんですかね?



江 / そうですね。割と綺麗めできっちりした感じを好む方が多いんで。



↑ このブルゾンも推し。軍モノのRAFをベースにNOUSANらしい軽いウール生地で。



大 / ぼくら2人がそういうスタイルを普段しないので。



江 / そういう意味でもLiNNさんとの取り組みは面白いところがあります。



大 / そう言ってもらえると嬉しいですね。今回は新しい方々にNOUSANをもっと知ってもらいたいということも加味して、既製品としてシャツとトラウザーを作ってもらいました。このアイテムの特徴や生地についてもお伺いできますか?









江 / ノーカラーデザインのモデルは、前回までクルーネックでした。このゆるVネックは初めてですね。透け感のある軽い素材にして、シャツカーデ風に着れるようにしました。この素材は洗い込めば洗い込むほど縦筋がどんどん深くなっていきます。ガーゼっぽい風合いになるので、夏でも軽いけど存在感のある仕上がりです。



大 / これ結構洗ってますか?



↑ 何年も寄り添っている相棒のように肌馴染みが良さそうなしわくちゃリネン



江 / 数えられないくらい何回も洗ってますね。



大 / あと、特徴としてはボタンですね。



江 / ボタンは植物系のナットボタンを使って、それをバーナーで焼いてエッジに焦げ目をつけてます。



大 / 副資材を加工するのはロンドンデザイナー時代にもやっていたのですか?



江 / いや、自分で始めてからですね。ロンドン時代はあるものを使用して批判するわけではないですが、それが結構嫌で。相性が良くないのにつけて、そこで急に価値が少し下がってる感じがしまして。最後に龍の目に点を入れるような作業だと思っているので。命を吹き込む瞬間に妥協はしたくないんで。相性が良ければそのまま使いますけど、基本合わないんです。だから染めるし、焼くし、煮込む。




大 / このこだわりは大事。ボトムは2種類。こちらの特徴もお願いいたします。









江 / オックスフォード生地で縦横の糸色が違ってるので、玉虫っぽい色に感じる。鈍い光沢感がある。もう1色はサマーウールリネン。肌触りがすごく気持ちいいです。これも洗うといいシワ感が出ます。形は軍モノのオーバーパンツがベースで、ディテールを現代的に剥ぎました。ワークパンツをリネン素材で作ることは中々ないので、面白い取り組みでしたよ。




大 / この辺りのデザインはご自身で作るとなった際の引き出しにはあまりない形になりますかね。まさに取り組んでいくお店と作り上げて生まれるもの。それでは最後に今後の展望みたいなのがあればお伺いできたらなと。



江 / 今後の展望か。今はレディースラインを考えていて現在進行中です。次のシーズンから個人的に取り組んでみたいと思っていた取引先と組めたので。まあ男女問わず、NOUSANを感じてもらえるようになってほしい。あとは、海外展開も考えていけたらなと。とはいえ、生産できる量に限りがあるので絞って絞って大事にしてもらえる人に届けるだけです。



大 / ぼくたちも大切に届けていけたらと思います。本日はありがとうございました。



江 / ありがとうございました。みなさんよろしくお願いいたします。



…..





NOUSAN / Pattern order event



📍153-0061東京都目黒区中目黒3-22-11

📅 開催中〜5/6(wed) 12:00-19:00


👔 NOUSAN / 沢山のデザインをベースに、生地とサイズをお選びいただけます。



【オーダー価格の目安】
◯ジャケット約16万円台〜
◯トラウザー約7万円台後半〜


※選ぶ生地によって変動いたします。


【納期】

11月中 ~ 末

☆オーダーの際は、全額 or 半金を内金として頂戴しております。

【ご予約・イベントのお問い合わせ】



info.linn.00@gmail.com もしくは Instagram DMにてお願いいたします。



…..





残り会期僅かですが、少しでも沢山の方にご覧いただけると幸いです。



LiNN 大橋

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LiNN




🕛 Open hours


Thu , Fri / 13:00-19:00 

Sat , Sun / 12:00-19:00




📍 153-0061 東京都目黒区中目黒3-22-11

(最寄り駅:  中目黒徒歩10分)




📩 Contact : info.linn.00@gmail.com



※開業日について

弊店は,中目黒と祐天寺の間

(駒沢通り添い)に辺る

ギャラリースペース S.AHN (サン)にて

各月14日間不定期に運営いたします

各月開業日は当サイトblogページまたはinstagramにてご参照ください


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